春だから体を動かしたい!でも「久しぶりの運動」でケガをする人が急増する理由

2026年04月7日

暖かくなってきて、「そろそろ運動しようかな」と思っている方も多いのではないでしょうか。ウォーキングやジョギング、ゴルフ、畑仕事……春は体を動かすにはとても良い季節です。

ところが、この時期に意外と多いのが「久しぶりに体を動かしたら痛めてしまった」というご相談です。実は、春の運動再開にはちょっとした注意が必要です。今回は、なぜ春にケガが増えるのか、そしてどう予防すればよいのかについてお伝えします。

冬の間に体はどうなっている?

寒い冬の間は、どうしても体を動かす機会が減りがちです。外出の頻度が減り、家の中で過ごす時間が増えると、筋肉は少しずつ硬くなり、柔軟性が落ちていきます。

特に気をつけたいのが以下のポイントです。

筋力の低下

使わない筋肉は驚くほど早く衰えると言われています。2〜3カ月運動をしないだけでも、筋力が10〜15%ほど低下するというデータもあります。

関節の可動域の低下

動かさない関節はだんだん硬くなります。肩、股関節、足首などが硬くなった状態で急に運動すると、捻挫や肉離れのリスクが高まる可能性があります。

体重の変化

冬場に体重が増えた方の場合、関節にかかる負担が以前よりも大きくなっています。特に膝や腰への負荷は、体重が1kg増えるだけでも歩行時に約3kgの追加負荷になると言われています。

春にケガをしやすい3つのパターン

パターン1:「昔はできた」の思い込み

以前やっていたスポーツを同じ強度で再開してしまうケースです。体力も筋力も以前とは違っているのに、頭の中の感覚だけが当時のままということがあります。

パターン2:準備運動なしでいきなり動く

「ちょっと走るだけだから」「散歩の延長だから」と、ウォーミングアップを省略してしまう方は少なくありません。筋肉が冷えた状態で急に負荷をかけると、肉離れやぎっくり腰の原因になることがあります。

パターン3:張り切りすぎて休まない

運動を始めた最初の1〜2週間は楽しくて、つい毎日やりたくなるものです。しかし、疲労が蓄積した筋肉は回復が追いつかず、痛みやケガにつながりやすいと言われています。

安全に運動を再開するための5つのコツ

①最初の2週間は「物足りない」くらいでちょうどいい

まずはウォーキングや軽いストレッチから始めて、体を慣らしましょう。「もっとできるな」と思っても、最初は控えめにするのが正解です。

②運動前のウォーミングアップは必ず行う

5〜10分のストレッチや、軽いその場足踏みなどで体を温めてから本格的に動き始めましょう。特にふくらはぎ、太もも、腰まわりは念入りにほぐすことが大切です。

③運動後のクールダウンも忘れずに

運動後に軽いストレッチを行うことで、筋肉の回復を助け、翌日の筋肉痛を和らげる効果が期待できます。

④休息日をしっかり設ける

運動は「毎日やること」よりも「続けること」が大切です。週に2〜3日からスタートし、間に休息日を入れることで、体がしっかり回復できます。

⑤違和感があったら無理をしない

「ちょっと痛いけど大丈夫だろう」と無理を続けると、軽い炎症が悪化して長引くケースがあります。痛みや違和感が出たら、一度立ち止まって体の声を聞きましょう。

痛みが出てしまったら早めのケアが大切です

もし運動中や運動後に痛みが出てしまった場合は、早めに対処することが回復を早めるポイントです。「そのうち治るだろう」と放置して動き続けると、症状が慢性化してしまうこともあります。

春は体を動かすのに最適な季節です。せっかくの運動習慣を長く続けるためにも、無理なく、楽しく、安全に始めていきましょう。

体の痛みや不調が気になる方は、お気軽にご相談ください。あなたの体の状態に合わせた、最適なアドバイスをお伝えします。

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