むち打ち・バレリュー症候群

このようなお悩みはありませんか?

バレリュー症候群

  • 頭痛や後頭部に痛みを感じる
  • めまいや耳鳴りがする
  • 眼精疲労がつらい
  • 疲労感・倦怠感がとれない
  • 精神的に不安定な状態が続いている

こちらのむち打ち・バレリュー症候群の記事は羽生きのぼり整骨院の国家資格者が執筆しております。

むち打ちとは?バレリュー症候群とは?

バレリュー症候群

むち打ちとは、交通事故などの外からの衝撃で、首がしなることで起きる痛みの名称のことを言います。

そして、バレリュー症候群とはむち打ちなどによって自律神経が刺激され発症する症候群と言われています。一般的に症候群とは症状の集まりに名前をつけたもので、原因がはっきりしていないものが多いです。
椎骨動脈と言う首の血管の循環障害、首の交感神経(自律神経の一部)の緊張が原因と考えられています。しかし欧米ではバレリュー症候群と言う名称は現在ほとんど使用されておらず、明確な診断も難しいとされています。
一応の診断基準としては、①骨折や脱臼は無い②星状神経節ブロック(麻酔薬の注射)による症状の緩和③自覚症状が主で、外見上のケガは少ないなどが挙げられます。

バレリュー症候群の症状

主な症状としては頭痛(後頭部が多い)・めまい・耳鳴り・眼精疲労・息苦しさ・のどの違和感・疲労感・気分の落ち込み…など様々な症状がみられます。
自律神経の障害によって起こるとされているため自覚症状が主となり、人によって出る症状も程度もバラバラなことが多いようです。

当院の施術方法

矯正バレリュー症候群の場合、むち打ちなどの損傷が起きてから2~4週間経ってから発症することが多いです。その為、急性の炎症に対する施術(アイシング)よりは筋肉や自律神経に対する施術が主となります。

特に重要な部位として迷走神経があります。場所は環椎後頭関節と言う首の一番上の関節近くにあります。むち打ちの際に首を大きく振られることで損傷すると考えられます。
迷走神経は役割が多く、炎症を感じる、身体活動を抑える、のどを動かす…等を司ります。さらに近年では精神の安定性にも関与しているとされ、迷走神経の炎症反応を抑えることがバレリュー症候群の改善につながると当院では考えます。

そのため、迷走神経近くの筋肉と関節に施術をします。
筋肉は胸鎖乳突筋・板状筋・小後頭直筋など頚部の安定性に関与している部位へのマッサージ手技。関節は環椎後頭関節と頚椎全体への矯正。
これらによって神経への圧迫を減らし、頚部の可動性を良くします。
また、状態によっては頚部の筋肉をサポートするためにテーピングを行います。