四十肩・五十肩
- 肩の痛みで腕が上がらない
- レントゲンでは異常無しでも痛みが続く
- 夜間に肩の痛みで寝つけない
- 着替えの際に肩の痛みで不便
- 湿布や薬でもなかなか良くならない
四十肩・五十肩の原因とは
そもそも四十肩・五十肩とは、肩関節周りの痛みと肩が動かしにくくなる状態の総称を言います。病名ではなく症状です。
ですので四十肩・五十肩と言ってもその原因は様々で、約20程の種類があります。また、四十肩と五十肩の違いは年齢によって呼び方が違うだけで同じものです。
医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、腕が上がらなくなる特徴があります。
多くは年齢とともに発症します。肩関節周囲の筋肉や靭帯、関節包と呼ばれる肩を包む袋に炎症を起こしている事が大半の原因となります。炎症の理由としては「肩の関節から潤滑油のようなものが出にくくなり、それにより筋肉等が擦れる事」が多いです。
四十肩・五十肩を解消するための施術について
四十肩・五十肩を施術するにあたって、まず三段階の状態「①炎症期、②拘縮期、③回復期」のどれにあたるかを確認します。それによって施術の仕方も変わります。
①炎症期 痛みが特に強い状態なので、十分に配慮しつつ、マッサージやストレッチ等で動ける範囲を広げていきます。熱感があれば炎症を抑える為にアイシングなども併せておこないます。
②拘縮期 痛みは落ち着きますが、「拘縮」と言って肩の動きが制限される期間なので、肩関節周囲の矯正等を始めていきます。当院では矯正の際に「プレーティング」を採用しており、固まってしまった肩関節にピンポイントでアプローチできます。また、プレーティングは木の板とプラスチックハンマーを利用してソフトに叩打する施術なので痛みも少ないです。
③回復期 痛みと運動制限が改善してくる段階です。引き続き矯正とマッサージをおこなっていきますが、特に「筋膜リリース」と呼ばれる施術で最終可動域を上げていきます。筋膜とは筋肉を覆う膜のような組織で、生活習慣等により硬くなってしまいます。特に四十肩・五十肩だと痛みで動かさない期間が続くので尚更です。そこで「筋膜リリース」により筋膜を緩めると、筋肉・関節の施術とはまた違った効果が期待できます。