肩こり、肩の痛み
- 背中のハリや動かしずらさを感じる
- 長時間のデスクワークがつらい
- 夜間に痛みで寝つけない
- 湿布や痛み止めを使っているが良くならない
- 朝起きても疲れが取れない
そもそも肩こりとは?
人間は二足歩行をするために、重い頭と腕を首と肩で支えなければいけません。その為に首と肩には常に負荷がかかり続け、血の流れが悪くなります。そして、血の流れが慢性的に悪くなった状態を「肩こり」と呼びます。
医学的には、頚肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)や筋硬症(きんこうしょう)などと呼ばれ、首から背中の重だるさを主な症状とし、ひどくなると頭痛、手のしびれ、首や肩の動きの低下をひきおこします。
タイプ別!肩こりの原因
当院では肩こりを独自に3つのタイプに分類しています。
後に、タイプ別のセルフストレッチの方法をご説明いたしますので、ご自身の肩こりがどのタイプなのか考えながら読んでいただくと良いと思います。
2つ以上当てはまる方は要注意です。
①僧帽筋タイプ
□ 首すじから腕の方に症状を感じる。
□ 猫背やなで肩と言われたことがある。
□ 肩を揉むと硬い。
□ 首を横に倒すと痛い。
②後頭下筋群タイプ
□ 首の上の方に症状を感じる。
□ 頭痛や吐き気といった症状をおこしやすい。
□ ストレートネックと診断されたことがある。
□ 首を後ろにそらすと痛い。
③菱形筋タイプ
□ 肩甲骨の間、首の下の方に症状を感じるタイプ。
□ まき肩と言われたことがある。
□ 左右の肘と肘がつかない。
□ 呼吸が浅くなりやすい。
※ひどい肩こりは一つだけの原因ではなくいくつかのタイプが複合して出ている場合が多いです。
肩こりって治るの?治らないの?
血の流れが悪くなっているのならマッサージをすれば血の流れが良くなって改善されるのではないか?と考えるのではないでしょうか。
「マッサージをすれば肩こりが治る」これは半分正解で、半分間違いです。
マッサージをすると血の流れが良くなるため一時的に楽になります。
しかし、マッサージだけでは必ず肩こりはもどってきます。
人間の頭の重さは体重の十分の一程度あるといわれています、体重が60キロの人は6キロの荷重を首で支え続ける事になります。
本来であれば非常に重い頭を首と肩の様々な筋肉がうまく分散して支えているのですが、肩こりに悩まされている方は同じ筋肉だけに負担が集中してしまい、筋肉の緊張が高まります。
根本的に肩こりを治すためには、頭の重さを正しく首と肩で支えられるようになる必要があります。
間違いだらけの肩こり解消法
姿勢を良くすると肩こりが治ると言われて、頑張って胸を張るようにしている方がいらっしゃいますが、それは誤った肩こり解消法です。
胸を張る為には僧帽筋や菱形筋といった肩こりに関係する筋肉に力をいれる必要があります、筋肉はずっと力をいれ続けると疲労し血行不良をおこし、最終的に肩こりは増悪します。
姿勢を良くする事は必要ですが、その人の症状や生活習慣にあった姿勢の取り方が必要になります。また、関節が硬く首や肩の動く範囲が狭すぎる方は良い姿勢をとろうとしても、とれない場合がありますので、姿勢に気をつける前に関節を柔らかくする施術やストレッチが必要になります。
タイプ別ストレッチ法
次は肩こりを解消する為に効果的なストレッチの方法をご紹介いたします。
肩こりの分類をお読みになって頂いてご自身の症状に一番近い物から試して頂けると良いと思います。
①僧帽筋タイプ
②後頭下筋群タイプ
※動画作成中
③菱形筋タイプ
あなたの症状に効果があるかどうかは三日間続けてから判断して頂けると良いと思います。
セルフケアで改善しないような頑固な症状はお気軽にご相談ください!